【フローリング/タイルの最新トレンド】床のリノベーションでおしゃれ空間を手に入れる
実は「床」をリノベーション(リフォーム)するだけでも、「おしゃれな空間」を作ることができます。「床」部分は面積が広く、選ぶ材質などによって空間の印象やスタイルに大きく影響するためです。床をフローリングにリノベーションすることで、空間をガラリと変貌させることに繋がります。さらに、レトロな雰囲気が漂うタイル素材も人気が再燃しています。最新の人気・トレンドを押さえた「床」のリノベーションをテーマとした「おしゃれ空間」の作り方について、具体例を挙げながら解説します。
目次
フローリングのトレンドー加工方法ー
もっとも人気の高い床リノベーションは、フローリングにすることです。フローリングにリノベーションする際のポイントには、以下のことが挙げられます。
・作りたい空間のイメージを具体的にしておく
・憧れているお部屋空間のイメージがあれば、画像を保存しておく
・すでに持っている家具と馴染むような空間イメージ作りをすることが重要
プロである施工会社とイメージを共有しておくことで、プロ目線からの提案を付け加えることもできます。それでは、フローリング材質のトレンドを抑えておきましょう。
もっとも人気の高いトレンドカラー
「グレー」
今、フローリング素材として、人気の高いトレンドカラーとして挙げられるのは「グレー」です。
グレーフローリングの人気色
・赤みを抑えたグレー
・お部屋の雰囲気に合わせて、ホワイトの塗料を調整しながら染色したグレー
・木の持つ質感や木目は残した
フローリングをグレーにすることで、木材でありながら石のような無機質感が生まれるため、空間が落ち着いた雰囲気に変貌します。また、ガラスのテーブルと合わせると「モダン」な印象に、木製の家具と合わせると「ナチュラル」な印象にといった、どんな家具とも合わせやすいことも人気の秘密です。
アメリカンヴィンテージ感のある
「ダメージ加工」
「アメリカンヴィンテージハウス」の雰囲気に変化させることも、トレンドのひとつ。「ラスティック加工」とも呼ばれるフローリング材は、あえて新しい木材に傷をつけて、経年を感じさせる色に染色します。表面が少し毛羽立つことで、視覚的にも触感も優しいイメージに変化します。とくに築年数を経ている物件のリノベーションをご検討中の方には、外観との相性もよく、おすすめです。
化学物質を避けたい方には
「オスモカラー」など
ナチュラルな雰囲気と、アレルギーなどで素材からこだわってリノベーションをされたい方には、自然派塗料「オスモカラー」をおすすめします。自然の植物油と植物ワックスがベースであり、化学物質を含まない塗料です。「木」本来の色を損なわず、素朴な風合いになりますので、「ワトコ」オイルなどの、ワックス成分を含まないオイル塗装と人気を二分しています。また、健康面の観点からだけではなく、ワックス自体を塗装しない手法もあります。 たとえば、神社や仏閣の床板のような無垢フローリング。あえてワックスを塗装しないことで、無垢材そのものの魅力を引き立たせる役目も担います。
個性を出すなら
「パーケットフローリング」
「パーケットフローリング」は、木板を寄せ集めてパターンをつけた正方形のフローリングです。タイルのように組み合わせて貼るため、寄せ木模様が連続しているような特徴を持ちます。個性的な空間を演出されたい方や、床のリノベーションと同時に部屋をつなげて拡張される方向きです。また、色鮮やかな家具や、ガラスキャビネットを引き立たせる視覚的効果を生み出すこともできます。
木の素朴な味わいを感じる
「エイジング加工」
「ヴィンテージ加工」とも呼ばれる「エイジング加工」をフローリング材に施すと、古びた雰囲気を作り出すことができます。個性的であり、いかにも「新しくリノベーションしたばかり」の雰囲気ではなく、「長く使い込んだ」味わいを出すことが可能です。ヴィンテージ家具や、築年数の長い物件との相性が抜群であることも「エイジング加工」の特徴です。
フローリングのトレンド ー 貼り方 ー
床のリノベーションでは、フローリングの板の貼り方にもこだわりましょう。同じ木材を使用しても、貼り方により空間の印象は大きく変わります。床に貼る木材の幅・狭さによっても異なる空間を作ることができるため、こだわるポイントが多くあります。
ラフで気取らなさを演出する
「目違い貼り」
板と板の継ぎ目に少しの「目違い(段差)」をあえて出す貼り方では、ラフでカジュアルな印象を作り出すことができます。
おすすめ実用例 | 細め(65mm幅)のエイジング加工されたオーク |
アメリカンハウスのような味のあるラフな空間がお好きな方や、キッチンダイニングをアメリカンテイストにされたい方におすすめです。
スタンダードな「ストレート貼り」
板を平行に貼るもっともスタンダードな貼り方です。床材の幅を狭めにすれば、きっちりとした真面目な印象になり、床材の幅を広めにすれば、ゆったりとした落ち着いた印象へと変化します。
おすすめ実用例 | トレンドカラーのグレーに染色されたオーク |
「ストレート+グレー」の組み合わせで、お部屋がより清潔感のある空間に。明るいバルコニーに面したリビングなどにおすすめです。
コストを抑えてワイルドな印象へ
「乱尺貼り」
「乱尺貼り」はストレート貼りと同様に平行に貼る手法ですが、あえて長さが不揃いな板を使用する手法を指します。木材の有効的な利用ができるため、無垢材を使用しても費用を抑えることができます。
おすすめ実用例 | 長さも板幅も150mm・60mm・90mmとバラバラな乱尺貼り |
全体を同色で統一して染色していても、質感にばらつきが出ることで、床表面に立体感が生まれ全体的にワイルドなイメージが出ます。
アパレルショップ風
「ヘリンボーン貼り」
人気アパレルショップでもよく使用されている「ヘリンボーン貼り」は、「矢羽貼り」とも呼ばれています。木の節の有無・サイズ・カラー濃淡など組み合わせ次第で、さまざまな印象を楽しめます。
たとえば、細めの板を使用した場合は「シャープな」印象、濃いめのカラーを使用した場合は「クラシカルな」印象を創出します。
おすすめ実用例 | 75mmx450mmの無垢材の組み合わせ |
とくに、おしゃれで落ち着いた空間にしたいリビングダイニングや、書斎におすすめです。
タイル貼りのトレンド
レトロな雰囲気を演出できる「タイル貼り」の人気が再燃しています。バス、トイレ、キッチンなどの水廻りに最適で、タイルの大きさ・カラー・透明度・厚さでイメージが変化することも人気の理由です。リノベーションにより、美しい水廻りへと変化させる材料としても最適です。
タイルの貼り方にアクセント
タイルの貼り方にアクセントをつけるとは、タイルのつや感や目地の色で印象を変化させることを指します。たとえば、オーソドックスな「白いタイル+白い目地」ではなく、あえて「黒いタイル+白い目地」で目地の線を主張させて個性を出すといったような効果です。目地のパターンをくっきりと浮かび上がらせることで、幾何学模様のような視覚的効果を生み出します。ほかにも、バスルームの手前と奥でタイルの大きさに変化をつけることや、あえてタイルを貼らない空間があることで、実際の空間よりも広く見える視覚的効果を狙うこともできます。※
ガラスモザイクで感じる光
ガラスモザイクタイル特有の透明感により、奥行きを生み出すことができます。
おすすめ実用例 | ライトグリーンのガラスモザイクタイル |
公園の近くや、お庭の緑が差し込むバスルームをリノベーションされる場合には、ライトグリーンのガラスモザイクタイルがおすすめです。窓から入る光がガラスモザイクタイルに反射するため、「植物の緑」と「日光」をよりたくさん取り込むことができます。また、ライトグリーンのガラスモザイクタイルを選択することで、グリーンの輝きと開放感が溢れるバスルームへと変貌させることができます。
まとめ
床のリノベーション例として、フローリングとタイルの種類や貼り方について解説しました。床のリノベーションは、日々新しい事例や施工例が現れ、今もなお進化し続けている分野です。
床リノベーションについてお問合せいただく際には、ぜひ「こだわり」や「なりたい空間のイメージ」をReFITにお聞かせください。あなたのこだわりのリノベーションが発信源となり、新たなトレンドが生まれるかもしれません。
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